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見え方の教科書こども編第2章第3回.png.png

「まだ壊れていないから、使い続けても大丈夫?」

「子どものメガネは、何年くらいで買い替えるもの?」

 

成長期の子どものメガネは、見た目に大きな変化がなくても、度数やサイズが合わなくなって

いることがあります。

 

このコラムでは、子どものメガネを買い替えるサインと、眼科・眼鏡店で確認できることを

分かりやすくご紹介しています。

買い替え時は?.png

子どものメガネに決まった買い替え時期はありません

洋服や靴であれば、小さくなったことが見た目にも分かりやすく、子ども自身も「きつい」と

伝えやすいかもしれません。

 

しかし、メガネは掛けられているように見えても、度数やサイズが今の目や顔に合っているとは

限りません。

 

一方で、メガネが少し傾いている、ずり落ちるといった不具合があっても、眼鏡店での調整によって、まだ使い続けられる場合もあります。

 

買い替えを考えるときは、使用年数だけではなく、

 

・度数が今の目に合っているか

・フレームが成長した顔に合っているか

・レンズやフレームの状態に問題がないか

 

を確認することが大切です。

 

では、どのような変化が買い替えを考えるサインになるのでしょうか。

検査、調整.png

1.見え方に変化を感じたとき

子どもの目は成長の途中にあり、今のメガネを作ったときにはよく見えていても、時間の経過と

ともに度数が合わなくなることがあります。

 

ただし、子どもは自分の見え方をほかの人と比べることができません。

 

そのため、見え方が変化していても自分では気づかなかったり、「見えにくい」とうまく言葉に

できなかったりすることがあります。

 

ご家庭や学校で、

 

・テレビや本に以前より近づくようになった

・遠くを見るときに目を細めることが増えた

・黒板の文字が見えにくそうにしている

・メガネを掛けていても見えにくいと言う

・見るときに顔を傾けたり、片目をつぶったりする

 

といった変化が見られたときは、メガネの度数が現在の目に合っているか、眼科で確認して

もらいましょう。

 

これらのしぐさだけで、度数の変化や目の状態を判断することはできません。

 

レンズの度数を変える必要があるかどうかは、眼科での検査と診察によって決まります。

 

また、特に変化を感じていなくても、眼科から定期受診の時期を案内されている場合は、

その指示に従って受診することが大切です。

2.顔の成長によってフレームが小さくなったとき

購入したときにはちょうどよかったフレームでも、顔幅や耳までの距離が成長すると、少しずつ

サイズが合わなくなることがあります。

 

たとえば、

 

・テンプル(つる)がこめかみを強く押している

・フレームの横幅が足りず、テンプルが外側へ大きく広がっている

・テンプルの長さが足りず、耳にきちんと掛かっていない

・以前より掛け外しが窮屈そうになった

・調整してもメガネの位置が安定しにくい

 

といった状態は、フレームが小さくなっているサインかもしれません。

 

小さくなったフレームを無理に広げて使い続けると、こめかみや耳に負担がかかるだけでなく、フレーム自体にも余計な力が加わります。

 

ただし、「きつい」「ずり落ちる」「傾いている」といった状態のすべてが、すぐに買い替えを意味するわけではありません。

 

鼻パッドやテンプルの調整、使用によって生じたゆがみの修正で、掛かり具合が改善する場合も

あります。

 

「調整で直せる状態なのか」「成長によってサイズそのものが合わなくなっているのか」は、

ご家庭では判断しにくいところです。

 

窮屈そうに見えたら、無理に曲げたり広げたりせず、まずは眼鏡店で確認してもらいましょう。

適正なサイズ.png

3.レンズの傷やコーティングの傷みが増えたとき

子どものメガネは、学校の机やカバンの中でほかの物に当たったり、砂やほこりが付いたまま

拭いてしまったりすることもあり、レンズに傷がつきやすい傾向があります。

 

小さな傷が一本ついただけで、必ずすぐに交換しなければならないわけではありません。

 

しかし、

 

・レンズの中央付近に目立つ傷がある

・細かな傷が全体に増えて白っぽく見える

・コーティングがはがれて、まだらに見える

・拭いても取れない曇りや見えにくさがある

・レンズに欠けやひびがある

 

といった状態では、快適な見え方を保ちにくくなることがあります。

 

特に、レンズの欠けやひびは安全面にも関わるため、そのまま使用せず、早めに眼鏡店へ

お持ちください。

 

レンズだけが傷んでいて、フレームのサイズや状態に問題がなければ、フレームをそのまま利用

してレンズだけ交換できる場合もあります。

 

ただし、フレームの劣化や変形が大きい場合は、新しいレンズを入れる作業に耐えられないこともあります。

 

レンズ交換が可能かどうかは、実際のフレームの状態を確認したうえでの判断となります。

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4.フレームの変形や傷みを繰り返すとき

子どものメガネは、外遊びや体育、毎日の掛け外しなどによって、知らないうちに少しずつ

ゆがむことがあります。

 

軽いゆがみやネジの緩みであれば、調整や部品交換で使い続けられる場合もあります。

 

一方で、

 

・同じ部分が何度も曲がる

・丁番やテンプルに亀裂がある

・フレームの一部が白く変色している

・修理しても短期間で掛かり具合が崩れる

・部品の交換や修理が難しい

 

といった場合は、フレーム自体の強度が低下している可能性があります。

 

壊れた部分をご家庭で元に戻そうとしたり、瞬間接着剤で固定したりすると、かえって修理が

難しくなることがあります。

 

破損したときの対応や普段のお手入れについては、「 眼鏡店がすすめる正しい洗い方と扱い方」でも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

買い替えではなく、調整やレンズ交換で済むこともあります

メガネに不具合があるからといって、毎回すべてを買い替える必要があるとは限りません。

 

調整で対応できることが多い例

 

・ネジが緩んでいる

・鼻パッドがずれている、傷んでいる

・テンプルが少し広がっている

・使用中のゆがみによって傾いている

・掛かる位置が少しずれている

 

レンズ交換で対応できることがある

 

・例度数が変わったものの、フレームのサイズと状態は良好

・レンズの傷やコーティングの傷みが目立つ

・使用目的に合わせてレンズを変更したい

 

フレームごとの交換を考えたい例

 

・顔の成長によってサイズが合わなくなった

・テンプルの長さやフレームの横幅が足りない

・亀裂や大きな変形があり、安全に使い続けることが難しい

・フレームが劣化し、新しいレンズを入れることが難しい

 

見た目だけでは分かりにくい場合もありますので、まずは現在使用しているメガネをお持ちください。状態を確認し、調整、修理、レンズ交換、フレーム交換のうち、どの方法が適しているかをご案内

します。

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眼科と眼鏡店、それぞれで確認できること

子どものメガネを見直すときは、眼科と眼鏡店で確認する内容が異なります。

 

眼科では、目の状態や視力、現在の度数が合っているかを確認します。

 

眼鏡店では、フレームのサイズや掛かり具合、レンズの傷、フレームのゆがみや劣化などを確認

します。

 

「見えにくそうだから」と眼鏡店だけで度数を判断したり、「処方箋の期限内だから」とメガネの掛かり具合を確認せずに作製したりするのではなく、目の状態とメガネの状態の両方を確認する

ことが大切です。

 

GILBERT EYEWEARでは、中学生以下のお子さまの度付きメガネを作製する際、眼科の処方箋をご持参いただいております。

 

度数の変更が必要と思われる場合には眼科での検査をご案内し、処方された度数を適切に生かせるよう、お顔に合わせてフレームのサイズや掛かり具合を確認しています。

まとめ

子どものメガネには、「購入から何年たったら必ず交換」という決まった時期はありません。

 

買い替えを考えたい主なサインは、

 

・見え方や度数に変化がある

・顔の成長によってフレームが小さくなった

・レンズの傷やコーティングの傷みが増えた

・フレームの変形や劣化が進んでいる

 

の4つです。

 

度数や目の状態は眼科で、フレームのサイズや掛かり具合、傷みの状態は眼鏡店で確認できます。

 

買い替えが必要と思っていても調整で改善することがあり、反対に、壊れていなくても成長や度数の変化によって作り替えた方がよい場合もあります。

 

使用年数だけで決めず、今のお子さまの目と顔、そしてメガネの状態が合っているかを確認する

ことが大切です。

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