
子どものメガネを作ることになったとき、まず目に入るのはフレームではないでしょうか。
デザインや色、軽さ、丈夫さなど、フレームには見た目にも分かりやすい違いがあります。
一方、レンズについては、
「種類が多くて違いが分からない」
「子どもには、どのレンズを選べばいいの?」
と迷われる親御さんも少なくありません。
毎日使うものだからこそ、できるだけ良いものを選んであげたい。
そう思うほど、何を基準に選べばよいのか分からなくなることもあると思います。
はじめに
前回は、子どものメガネを選ぶときに大切なフレームのサイズや掛け具合についてご紹介しました。
今回は、そのフレームに入れる「レンズ」について考えていきます。
子どものメガネレンズを選ぶときに大切なのは、単純に薄さや価格だけを比べることでは
ありません。
眼科で処方された度数をもとに、お子さまの顔や瞳の位置選んだフレームの大きさや形学校や
家庭での使い方必要なコーティングなどを確認しながら、一人ひとりに適したレンズを選ぶことが
大切です。
今回は、屈折率や球面・非球面レンズの違い、コーティングの役割など、子どものレンズを選ぶ前に知っておきたい基本を分かりやすくご紹介します。
子どものレンズは「薄ければいい」とは限りません
メガネレンズには、1.60や1.67といった数字が表示されています。
これは「屈折率」と呼ばれるもので、一般的には数字が大きくなるほど、同じ度数でもレンズを薄く仕上げやすくなります。
しかし、度数がそれほど強くない場合には、屈折率の高いレンズを選んでも、厚みの差が
ほとんど出ないことがあります。
また、レンズの厚さは屈折率だけではなく、
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お子さまの度数
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瞳と瞳の間隔
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フレームの大きさや形
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フレームに対する瞳の位置
などによっても変わります。
特に近視用レンズは、中心が薄く、外側に向かうほど厚くなる構造です。
そのため、大きすぎるフレームを選ぶと、レンズの厚みや重さが目立ちやすくなります。
お子さまの顔や瞳の位置に合ったフレームを選ぶことで、必要以上に屈折率の高いレンズを使わなくても、すっきりと仕上げられる場合があります。
レンズの薄さだけを見るのではなく、度数とフレームの組み合わせから選ぶことが大切です。

球面レンズと非球面レンズの違い
子どものメガネに使われる単焦点レンズには、主に「球面レンズ」と「非球面レンズ」があります。
球面レンズ
レンズの表面が、球の一部のようなカーブで設計された基本的なレンズです。
比較的度数が弱い場合には、球面レンズでも十分に快適な見え方が得られることがあります。
非球面レンズ
レンズ周辺部のカーブを調整し、球面レンズよりも薄く、すっきりと仕上げやすく
したレンズです。
度数によっては、レンズ越しに見た目の大きさが変化するのを抑えやすいという特徴もあります。
ただし、非球面レンズがすべてのお子さまに必要というわけではありません。
眼科で処方された度数や選んだフレームを確認しながら、適した設計を選びます。

子どものレンズに大切なコーティング
子どもは学校生活や外遊び、スポーツなど、さまざまな場面でメガネを使用します。
大人に比べてレンズに触れる機会も多く、汗や指紋、砂ぼこりなどが付きやすいため、日常的な
扱いやすさも大切です。
当店の子ども用レンズには、次の機能を標準で備えています。
紫外線カット
屋外で過ごす機会の多いお子さまの目を、紫外線から守るための機能です。
透明なレンズでも紫外線をカットできます。
反射防止コート
レンズ表面の反射を抑え、自然ですっきりとした見え方にするためのコーティングです。
外から見たときにも、目元や表情が見えやすくなります。
傷防止撥水コート
レンズに傷が付きにくくなるよう補助し、汚れや水分を拭き取りやすくするコーティングです。
ただし、傷防止コートが付いていても、絶対に傷が付かないわけではありません。
砂やほこりが付いたまま乾拭きすると傷の原因になるため、最初に水で洗い流してからお手入れ
することをおすすめしています。

ブルーライトカットレンズは必要?
スマートフォンやタブレット、パソコンの利用が増えたことで、ブルーライトカットレンズに
ついてご相談いただくこともあります。
ただし、ブルーライトカットレンズが目の疲れを軽減したり、目の健康を守ったりする効果に
ついては、現時点では明確になっていない部分があります。
そのため、ギルバートアイウェアでは、子どものメガネに必ず必要な機能とは考えていません。
レンズの機能だけに頼るのではなく
・画面と目の距離を近づけすぎない
・長時間続けて使用しない
・適度に休憩を取る
・ときどき遠くを見る
・屋外で過ごす時間を確保する
といった、日頃の使い方を見直すことも大切です。
ブルーライトカットを希望される場合には、レンズの色味や反射なども確認したうえで
選びましょう。
生活環境によって適したレンズは変わります
同じ度数のお子さまでも、メガネを使う場面はそれぞれ異なります。
例えば
・一日中メガネを掛ける
・授業中だけ使用する
・タブレットを使った授業が多い
・外遊びやスポーツをする機会が多い
・読書やゲームをする時間が長い
など、生活環境によって重視したいポイントも変わります。
子どものレンズを選ぶときは、度数だけではなく、学校や家庭でどのようにメガネを使うのかを確認することが大切です。
ギルバートアイウェアでは、お子さま本人や親御さんから普段の生活についてお伺いし、
眼科の処方内容をもとに適したレンズをご提案しています。

特殊な構造を持つ子ども用レンズもあります
一般的な単焦点レンズのほかに、子どもの近視を考えて設計された、特殊な構造を持つレンズもあります。
当店では、HOYAの「ミヨスマート」を取り扱っています。
ミヨスマートは、レンズの中心部でクリアな見え方を確保しながら、その周囲に多数の小さな
セグメントを配置した「D.I.M.S.テクノロジー」を採用したレンズです。
すべてのお子さまに必要なレンズではないため、使用については、まず眼科でご相談ください。
※ミヨスマートの作製には、眼科医の処方箋が必要です。
中学生以下のお子さまは眼科の処方箋をご持参ください
子どもの目は成長の途中にあり、見えにくさの原因も近視や遠視、乱視だけとは限りません。
また、自分の見え方を正確に説明できなかったり、検査中にピントを合わせる力が強く働いたりすることもあります。
そのためギルバートアイウェアでは、中学生以下のお子さまのメガネを作製する際には、
眼科で検査を受け、眼鏡処方箋をご持参いただくようお願いしています。
メガネは、見え方を補助する医療機器です。
まずは眼科で目の状態と必要な度数を確認し、その処方内容をもとに、眼鏡店でフレームや
レンズ、掛け具合を整えることが大切だと考えています。
まとめ
子どものメガネレンズは、一番薄いものや価格の高いものを選べばよいというわけではありません。
大切なのは、眼科で処方された度数お子さまの顔に合ったフレームレンズの厚さや重さ学校や家庭
での使い方必要なコーティング正しい掛かり位置を総合的に考えることです。
レンズとフレーム、そしてフィッティングが適切に組み合わされることで、お子さまが毎日安心して使えるメガネになります。
ギルバートアイウェアでは、眼科の処方内容を大切にしながら、お子さまの生活環境や成長に合わせたレンズ選び、フレーム選び、掛け具合の調整までお手伝いしています。
メガネを作ったあとも、掛け具合の調整やクリーニングなど、定期的なメンテナンスにお気軽に
お立ち寄りください。

